【企業情報】 アットホームと応用地質が地盤情報可視化で提携
2019/05/08業界動向
建設メール
アットホーム(東京都大田区、鶴森康史社長)と応用地質(東京都千代田区、成田賢社長)は、地盤に関する情報を分かりやすく把握できる可視化サービスを共同開発し、6月から全国のアットホーム加盟店に向けて提供を開始する。
近年、地盤リスク※に対する社会的関心が高まる中、戸建て住宅などの地盤情報は、土地購入後に宅地の地質調査を行うまで分からないことが多い。そこで全国約50万カ所のボーリングデータ等を保有する応用地質と、全国5万5000店以上の不動産会社が加盟するネットワークを運営するアットホームが互いの強みを生かした業務提携を行い、地盤の状況と必要な補強に関する情報を提供するサービスを始めることになった。
新たなサービスでは、実際の地盤調査データを基に応用地質の3次元地盤解析システムを用いて作成した地盤モデルを活用し、指定した戸建て住宅等の宅地で想定される地盤リスクと補強工法を解説するレポートを作成する。既に住宅などが建っている土地でも、手間をかけずに地盤の概要を知ることが可能になる。
※地盤リスク
地盤の性質等が要因となって建物の沈下・傾斜などの損害が起こる危険性のこと。地震をはじめとする自然災害による損害だけでなく、建物の荷重の影響で損害が発生する場合もある。