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【関東整備局インタビュー】 光井裕二営繕部長「事案ごとに適切対応」
2019/09/25インタビュー
関東地整発
関東地方整備局の光井裕二営繕部長は就任インタビューで「官庁施設は国民共有の財産で、国の活動においても不可欠な施設」とした。その上で「改修、建て替えなど事案ごとに適切な対応を行い、施設利用者や地域の役に立てるような施設整備や保全が必要」との考えを明らかにした。 関東整備局での勤務は2012年7月から約2年間にわたって担当した営繕部営繕調査官以来となる。「首都圏に位置していることから多くの重要施設を管理しており、責任も重いが、たくさんの事業がある中で期待に応えられるよう丁寧かつ着実に進めていきたい」と抱負を述べる。
1998年～2000年にかけての2年余り、建築研究所第四研究部住宅建設研究室に在籍した。「短期在外研修で半年ほどイギリスでPFIについての調査を担当」し、レポートをまとめた。イギリスでは刑務所、病院関連施設、軍事施設など多くの施設でPFI手法が採用されているという。その後、国土交通省に戻り「国内でいくつものPFI事業が行われており、印象に残っている」と語った。
部内の技術継承に関して「ベテラン職員の退職者が増えている中で、組織全体の技術力を維持していくために底上げが必要」とした。その上で「特に整備課には若手職員が多く、プレゼンテーションを行い情報共有したり、全国を対象とした研修を関東で開催しており、横同士のつながりを大事にしたい」と話す。
前職が四国地方整備局の営繕部長で「四国から見ると関東整備局は専門性も高く、人の数も多く、頼りになる存在だった。職員にも『全国を引っ張っていく存在』ということを伝えた」。また「技術力は組織の財産なので、次の人たちにつなげてもらいたい。若い人が気軽に質問できるような雰囲気づくりをしたい」と意欲を見せた。
【略歴】みつい・ゆうじ
1989年、東京大学工学部建築学科卒業、同年4月建設省入省。東京第一営繕事務所長、大臣官房官庁営繕部整備課建築技術調整官、四国地方整備局営繕部長などを経て、7月から現職。愛媛県出身、53歳。趣味は「友人の兄がやっていたのをきっかけに始めた」ゴルフ。座右の銘は「成せば成る」
