〈冬虫夏草〉 しかり方
2019/10/28コラム
冬虫夏草
相手の失策等を指摘して、攻撃することはたやすいが、上司として、また同僚としても指摘し、善処を求める方法はかなり難度が高い。
何故、高いかと言うと、目的が「改善すること」であるからだ。
無論、緊張感をもたらすために、萎縮しない程度にピリッとした空気を作り出すことも有効であろう。
だが、ほとんどの場合、高圧的であると共に、長い。
効果を高めるためと言うより、自分自身が押え切れずに発しているという場面が多いように感じられる。
アンガーマネジメントにおいても、怒らない、あるいは怒りを我慢するためのスキルと規定している訳ではない。
怒りをその原因やそれからもたらされる結果の重大性について、怒りを適切に表現できれば、互いの理解が深まり、問題解決に繋がるように活用することができるとしている。
そういえば、お隣韓国とは現在、様々な場面で係争中だが、旭日旗や福島の放射能汚染などを問題としている。
旭日旗をドイツのハーケンクロイツと同様という主張をしているが、軍旗である旭日旗はドイツで言えば、黒十字に相当する。(ハーケンクロイツは国旗)
黒十字はプロイセン時代から使用されている軍旗で、現在でもドイツ連邦軍の国籍標識に使用されている。
ナチスが限定的に使用したハーケンクロイツは制限されているが、旭日旗との立場は全く違うとしか言いようがない。
福島汚染水に関して韓国の市民団体は日本の市民団体の数値を参考に日本汚染地図を作って、オリンピックボイコットを呼びかけている団体がいるそうである。
しかし、参考にした日本の資料の数値は1桁多くなっており、作為にしても悪辣すぎる。
このやり方は、結末後を想定していない勝負で勝つためだけの方法である。
実際上は勝ったとか負けたとかの勝敗がはっきりするような形で終わるとは思えないが、互いに遺恨が残るやり方ではなかろうか。(韓国旅行に行った人の意見を聞くと、現地の人は愛想が良く、日本人を排斥するような雰囲気ではないと言っており、マスコミの誇張かもしれないが)
話を戻すと、しかる(指導する)時には冷静に、その後の結果を導くようなやり方をすべきである。
はた目から見て、韓国のような理不尽さに映ることがないように。
寄稿者:冬虫夏草
長きに渡り、地方自治体における総合評価制度の実際の現場で評価に携わってきた
現在も総合評価制度を探究し、ゼネコンはじめ多くの建設企業から相談を受けている