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【参議院災害対策委】 足立敏之議員「激甚化する災害対応と必要な予算確保を」
2019/11/20建設時事
建設メール
足立敏之参議院議員は20日の参院災害対策特別委員会で質問に立ち、激甚化する災害への対応と、そのために必要な予算の確保について政府の見解を求めた。内閣府の武田良太防災担当大臣は「強い台風や豪雨の増加など、自然災害のさらなる頻発化や激甚化が懸念される中、国民の命を守る防災・減災対策の推進はわが国にとって重要な課題」とした上で「発生した災害から得られた数々の教訓を踏まえながら防災・減災対策を不断に見直していく」と答弁。さらに「今後とも国土強靱化基本計画に基づき必要な予算を確保した上でオールジャパンの国土強靱化を強力に進め、国家百年の大計として災害に屈しない強さとしなやかさを備えた国をつくり上げる」と強調した。 武田大臣は事前防災の重要性にも言及し「ハードとソフトを組み合わせた対策を総動員し、政府一丸となって事前防災に取り組む」とした。
また足立議員は、今回の台風により災害対応の担い手である建設業者や建設関連業者の社屋が水没し、工事現場の資材や重機が浸水により被災したと指摘し、公的な支援の必要性を訴えた。国土交通省大臣官房の林俊行建設流通政策審議官は、きめ細かな支援策を講じることが重要とし、工事・業務の一時中止や迅速・円滑な前金払いの実施、建設工事請負契約書の印紙税の非課税措置などを講じていると説明。今後、中小企業庁をはじめとする関係省庁と連携しながら各種支援策の活用へ周知に努める考えを示した。
