【自民党国土交通部会】 国交省19年度補正は国費総額1・3兆円規模
2019/12/12建設時事
建設メール
自由民主党の国土交通部会が12日に党本部で開かれ、政府が編成中の補正予算案の概要が提示された。国土交通省関係の補正予算案は国費総額1兆2634億円規模で調整を行っている。政府が閣議決定した「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」の3本柱のうち、災害からの復旧・復興と安全・安心の確保には約1兆1252億円を配分する。自然災害からの復旧・復興の加速に約3990億円、防災・減災、国土強靱化の強力な推進に約6496億円、国民の安全・安心の確保に約766億円を盛り込む見通し。
経済の下振れリスクを乗り越えようとする者への重点支援には約103億円を充てる。内訳は中小企業・小規模事業者の生産性向上のための環境整備に約81億円、地方創生の推進強化に約21億円。
また未来への投資と東京オリンピック・パラリンピック後も見据えた経済活力の維持・向上に約1279億円を計上。Society5・0やSDGsの実現に向けたイノベーションと社会実装の促進等に約35億円、子育てしやすい生活環境の整備に約117億円、外国人観光客6000万人時代を見据えた基盤整備に約126億円、生産性向上を支えるインフラの整備に約1001億円を投じる予定だ。