【40社の決算分析】 第2四半期は受注高が直近5年で最低に
2019/12/12業界動向
建設メール
建設経済研究所は12日、大手、準大手、中堅の計40社を対象とした2020年3月期第2四半期の主要建設会社決算分析を発表した。受注高は建築部門、土木部門ともに減少し、直近5年間で最も低い水準だった。営業利益は大手と準大手で利益額と利益率が増加・上昇し、直近5年間では18年3月期第2四半期に次ぐ高水準となった。利益額と利益率が減少・低下した中堅についても近年の高い水準を維持している。全40社が営業黒字を確保した。
受注高は、総計で前年同期比12・0%減だった。前年同期比で増加したのは大手が5社中3社、準大手は11社中3社、中堅は24社中7社。
売上高は、工事完成高の増加から全階層で増加となり、総計では前年同期比6・8%増に。
また売上総利益は、建設コストの上昇に加え、利益率は前年同期から横ばいだったものの、手持ち工事の順調な進捗から完成工事高が増加したため、直近5年間で最も高い水準となった。
なお営業利益が増加したのは大手が5社中4社、準大手は11社中8社、中堅は24社中12社だった。