<建設女子・現場アルアル> 建設現場で働いて、良かった事。嫌だった事。特に嬉しかった事。
2020/01/15コラム
建設女子
一番良かった事は、やっぱり女性同士の煩わしい人間関係がないことです。それだけで、余計な事を考えずに済みますし、仕事に集中出来ます。
体力も使いますし、汗も大量にかくので、太らないです。さすがに、ボディビルダーのようにムキムキにはなりません。
体を動かしていると、汗も大量にかくので、気分もスッキリします。やっぱり体を動かす事って大切なことだと実感できます。
汗を大量にかくことで代謝もアップするので、美容面でも良い事ばかりです。
体力ばかり使って疲れそうですが、体力仕事は男性に任せて、掃除や細々した事など男性がやらない仕事を率先してやると意外と疲れませんし、重宝してもらえて嬉しかったです。
嫌だった事。
一番嫌だった事は、やっぱりセクハラです。
男性ばかりなので、くだらない下ネタが多いです。下ネタOKの空気を出してしまうと、下ネタがどんどんエスカレートして辛くなります。
一人でも下ネタ発言をすると他の男性陣も下ネタの方に同調してしまうんですよね。最初は笑って聞き流して対応していましたが、だんだん笑えなくなってきます。お酒を飲んでいないのに、質の悪い飲み会状態です。若い男の子達が下ネタで盛り上がっているのは、微笑ましく感じるのですが、いい年したおじさん達が下ネタで盛り上がっているのは、気持ち悪さ倍増です。
セクハラはどこの会社に勤めても悩みの一つだと思いますが、相談できる人や理解してくれる人、味方になってくれる人がいないのは辛いですよね。
二番目に嫌だった事は、仕事帰りに遊びに行けない事です。
理由は、汗を大量にかくので、メイクは崩れますし、ヘルメットで髪がぺちゃんこだからです。一度家に帰ってシャワーを浴びないと出掛けられません。日焼け止めを塗っても日焼けします。ヘルメットで日焼けのあとがついてしまうのが、地味に辛かったです。
特に嬉しかった事。
ご近所の方から差し入れを頂いたときはうれしかったです。女性だからなのか、声を掛けてもらうことも多かったです。頑張ってね。と声を掛けて頂いたときは、「もっと頑張ろう」という気持ちが湧いてきました。一日の疲れも吹っ飛びます。
もちろん、よいご近所さんばかりではないので、嫌な気分にさせられてしまう時もあります。ですが、そんな時は男性がすぐに間に入って助けてくれました。
女性だから体力もないし、みんなに迷惑かけているだけではないか、私は役に立っているのか、と不安に思う時もありましたが、不満を言わずにモクモクと頑張っていると、周りはきちんと見てくれていて、褒めてもらえたりと嬉しい事がたくさんありました。
寄稿者:建設女子(複数)
建設業に携わる女性のコラム。特に建設現場での出来事や苦労した話、嬉しかったことや発見したこと、不思議に思っていることなど、『現場あるある』を自由に発信してもらいます