見たもん勝ち ～建設業応援団～
【女性定着促進】 新行動計画を赤羽国交相へ手交
2020/01/16建設時事
建設メール
国土交通省が建設業5団体（日本建設業連合会、全国建設業協会、全国中小建設業協会、建設産業専門団体連合会、全国建設産業団体連合会）および建設産業女性活躍推進ネットワークと共同で検討を進めてきた「女性の定着促進に向けた建設産業行動計画」がまとまり、16日に赤羽一嘉大臣への手交が行われた。 新計画策定委員会の須田久美子委員長は、計画を実行段階に移すに当たり「本年を『建設産業女性定着元年』と振り返ることができるよう、全国津々浦々で孤軍奮闘する女性の力になって、女性定着の実現に向けて官民挙げて取り組みたい」とした。赤羽大臣は女性が中心となって計画を作った点を画期的と評価した上で、男性も含めて業界へ定着させることが重要と指摘。新計画を受けて国交省としても取り組みを進める考えを伝えた。
新たな行動計画では、建設産業で働く全ての女性が「働きがい」と「働きやすさ」の両立により就労継続を実現することを目的としつつ、①働きつづけられるための環境整備を進める②女性に選ばれる建設産業を目指す③建設産業で働く女性を応援する取り組みを全国に根付かせる―ことを柱に、官民挙げた目標を定め、具体的な取り組み内容を盛り込んでいる。
目標では▽女性の入職者数に対する離職率の割合を2024年までの間、前年度比で減少させる▽入職者に占める女性の割合を24年までの間、前年度比で増加させる▽24年までに新計画の内容の認知度100％を目指す▽24年までに都道府県単位で活動している団体の「建設産業女性定着支援ネットワーク」への加入を全ての都道府県で目指す―を掲げている。
