<建設女子・現場アルアル> 男だけじゃない!建設現場で働く女子の本音
2020/01/22コラム
建設女子
街中でよく見かける建設現場。マンションや戸建て、商業施設を建てるにしても必ず工事が必要になってきますよね。現場監督から設計士、それぞれの業者からアルバイトまでたくさんの人が関わりあって、一つのものがつくりあげられています。そんな時に最も活躍しているのが建設現場で働く人たち。圧倒的に男性の割合が高い建設現場ですが、女子もいるんです!そんな私も建設現場で働いています。建築の専門学校を卒業し、現場監督に憧れて就職しました。部署は営業、設計、工務と分かれていて迷わずに建設現場で働くことができる工務に立候補したのを覚えています。
建築の専門学校を卒業したといっても、いざ働いてみると全くの初心者。建設現場に行っても今どの工程をしているのかさっぱりわかりません。工程によって携わる業者も違ってきます。業者の手配、図面を見ながらの確認、必要であれば建設周辺の方への挨拶など、仕事は多岐にわたります。冬は寒く、夏は暑いという環境から逃げたしたくなることも多々ありました。夏は日焼け止めを塗るのですがそれでも日に焼けて夏場は真っ黒に。友達にびっくりされることもありました。また、建設現場の周辺はきれいに保つように言われていたので、業者が掃除をしていないときは自ら進んで掃除を行ったり、関係者の方に飲み物を用意したりと毎日くたくたになりながらも頑張っている状況です。
建設業は朝も早くて、夜が遅い。体力勝負な仕事だと思います。いろいろな業者とのコミュニケーション力、図面を理解できる能力、気配り、挨拶が大切な仕事でもあり、続けていけたら大きなものを獲得できると確信しています。実際に一つの仕事が完了すると、今までの頑張りが認められたような何とも言えない気持ちになり、大きな達成感に包まれます。そしてまた頑張ろう!と思えるのです。そして、一番の楽しみは打ち上げ。男性が多い職場ということもあり、お酒が好きな方が多く飲みに誘われる機会が多いです。美味しい居酒屋で乾杯!と和気あいあいと仕事の話をすることが幸せを感じる瞬間です。現在、現場で知り合った業者の方とお付き合いもしていて毎日幸せな日々を過ごせています。辞めたくてしょうがない時期もありましたが乗り越えると見えてくることもあるのだとこの仕事を通して実感しています。もうすぐ一つの仕事が終わるのでまたみんなで乾杯をしたいと思います。続けていて本当に良かったです。頑張った分だけ成果がでるのですね。
寄稿者:建設女子(複数)
建設業に携わる女性のコラム。特に建設現場での出来事や苦労した話、嬉しかったことや発見したこと、不思議に思っていることなど、『現場あるある』を自由に発信してもらいます