見たもん勝ち ~建設業応援団~

【提言】 週休2日確保⑦(長野県)/総合評価で優遇検討/経営者の背中押せるか

2020/02/26特集企画/PR

建設メール

 担い手不足が深刻化する中で、工事現場における週休2日の確保は避けて通れないというのが官民の一致した認識だ。一方で「経費補正が実態に合わない」「技能者の収入が減る」など、さまざまな理由から導入が進まない現状がある。県は2018年度から原則全ての建設工事であらかじめ週休2日に必要な工期を設定するとともに、達成した場合に経費の増額補正を実施。20年度には週休2日の実績を評価する総合評価落札方式の試行も予定しており、普及を強力に支援していく方針だ。
 県が18年度に契約した週休2日対象工事1723件のうち受注者が週休2日を希望した件数は332件で、全体の19・3%にとどまった。金額別の状況を見ると当初設計額が800万円以上の工事では希望率が20%を超えたのに対し、800万円未満の工事は9・3%と極端に低く、金額が大きくなるほど希望率が高くなる傾向が見られた。
 業種別では件数の最も多い土木一式が849件中134件で希望率15・8%。とび・土工・コンクリートは391件中85件で21・7%。舗装は208件中70件で33・7%となり、全11業種中最も希望率が高かった。一方、鋼構造物は契約した7件が全て実施希望はなし。建築一式は41件中4件で、希望率は9・8%にすぎなかった。
 県はさらなる普及を図るため、19年度から週休2日の達成率が75%(4週6休相当)以上であれば工事実施後、達成度に応じて3段階の補正係数を乗じて契約変更するよう運用を改正。9月には週休2日を義務付ける「発注者指定型」も導入した。20年度中には「週休2日工事の実績を有する技術者を評価する総合評価落札方式」の導入も予定している。
 昨年から完全週休2日を導入した企業の社員は「学生の採用活動をする上でも休日は大きなポイントになる。一方で導入には課題もある。経営者がどう判断するかだ」と話した。「建設業に週休2日はなじまない」という意見もある中で、県の積極的な支援姿勢が経営者の背中を押すことができるか。
 民間工事における導入は、さらに難しさがあると言われる。建設業の週休2日が広く一般に理解を得られるよう、まずは公共工事において週休2日を確保しつつ適正な利潤が上げられる体制・仕組みを構築し、それが当たり前の環境をつくり上げることが必要だ。

 

全記事一覧に戻る

お問い合わせ

RSS配信について

サポーター会員募集

更に利便性が高まります!

  • 閲覧制限なし
  • 検索機能制限なし
  • 複数PCで利用できます

各種入札関連資料の収集に

ぜひご活用ください!

会員登録について

トピックス

NEWS

現役税理士による建設業向け税金豆知識コラムをスタートします(週1掲載)。融資に強い決算書とは?、合理的な節税方法とは?など、経理面・税金面の「読んでみて少しタメになる話」を寄稿していただきます

NEWS

冬期休業に伴う情報更新停止のお知らせ
建設資料館をご利用いただき、誠に有難うございます。
下記の期間につきまして、弊社休業のため情報更新を停止させていただきます。
【期間】12月28日(土)~1月5日(日)
上記の期間、情報の更新がされませんので、ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
なお、情報は1月6日(月)より登録されます。

NEWS

会員登録数が1400社を超えました!構成比率は一般土木建築38%、土木8.7%、電気7.5%、その他7.1%、以下、管、総合コンサルタント、建築、造園、舗装、電気通信、資材と続いています

NEWS

建設業に携わる女性のコラムをスタートします(週1掲載)。特に建設現場での出来事や苦労した話、嬉しかったことや発見したこと、不思議に思っていることなど、『現場あるある』を自由に発信してもらいます

NEWS

9月20日から教育庁、警視庁、環境局など情報提供開始!!
本日より東京都の『開示済工事設計書等』のコンテンツを充実させるため発注者の拡充を図りました。
閲覧可能になった発注者は以下のとおりです。
●教育庁、●警視庁、●都住宅政策本部、●都生活文化局、●都産業労働局、●都環境局、●都総務局、●都福祉保健局、●中央卸売市場、●都病院経営本部、●都主税局、●交通局
これからも快適にご利用いただけるよう、一層の内容充実に努めてまいります。

人気の記事・コラム

PR

総合資格学院 通信講座実施中部資格学院

入札ネット公共工事入札情報サイト

都23区の民間建築情報 建築工事情報@mail

建設データ株式会社

アテンション

回線速度が遅い場合やご使用の機器の状態により、ファイルを開くのに時間を要する場合がございますので予めご了承くださいませ。