見たもん勝ち ～建設業応援団～
〈耳寄り〉 標高がスマートフォンで分かる時代に
2020/03/06コラム
建設メール
国土地理院のウェブ地図「地理院地図」で、現在地の標高がスマートフォンやタブレット端末などで瞬時に分かるようになった。場所を移動しても常に現在地が中心になるように地図が移動し、表示される標高値も一緒に変わる。新たな機能を使用すれば、例えば旅行先など土地勘のない場所にいる時でも現在地の標高を手元で確認することができるようになり、津波などから身を守るための避難などに役立つ見通しだ。
また「自分で作る色別標高図」も改良した。現在地周辺の地形を見るのに便利な、利用者が自由に標高を色分けした地図も自動で作ることができる機能として、表示範囲の最高標高と最低標高にあわせて自動で段階を設定し7色に色分けする機能を追加した。
ウェブサイトデザインも変更しており、各機能のボタンをアイコン化することで、より直感的に操作できるようになった。さらに、パソコン版とスマートフォン版を用意し、表示される機能をそれぞれのデバイスに特化したものに厳選することで、より操作性が向上した。
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東日本大震災以降、各地で標高の表示を見かけるようになった。普段は何気なく見ていることが多いが、あらためて標高に興味や関心を持つ上で、今回の機能改良は一つの良いきっかけになるだろう。
