<建設女子・現場アルアル> 女子には優しい業界かも!?建設現場の体験談
2020/03/18コラム
建設女子
男性ばかりで女性の居場所がないと思われがちな建設現場。あらゆる多様性が認められつつある現代では、建設現場でも女性の活躍は目覚ましく、業界で活躍する女性も増えています。施工管理として働いた経験がありますが、女性にも優しい業界だと分かりました。そこで男女差はあるのか、どんな悩みを抱えているのかなど私の体験談を通して詳しく紹介します。
女性目線で見た建設現場
私は建設現場の施工管理として働いていて、現場での工程管理や安全確保、原価管理や品質管理などを任されていました。建設に必要な資材を確保したり、発注者との打ち合わせも欠かせません。作業を行うスタッフや技術者の監督業務など幅広く仕事をしていました。無資格で現場に配属されることとなりましたが、仕事場で覚えれば良かったので大丈夫でした。またこれらの業務はチームで行うことが多かったので男性の先輩に助けられたり、アドバイスも貰えます。女性ならではの視点で意見を言うことも出来て、働きやすさも感じました。国の取り組みでも建設現場で女性が活躍出来るように体制を整えていたので、徐々に立場も向上しているのが分かりました。
配属されたばかりはお手洗いやシャワーの設備は男性のスタッフと兼用の場合もありましたが、近年では女性スタッフ専用のトイレやシャワールームも完備されています。男性のスタッフが多い建設現場は和式のトイレが多かったのですが、女性も入りやすいように洋式のトイレになってきています。男性と同じトイレを使うのは抵抗があったので近くのお店やコンビニのお手洗いを借りていた時期もありましたが、女性に優しい環境が整ってきたので借りることも減りました。作業着も男性用のSサイズを支給されていましたが、女性用の作業着も販売されたことで自分に合う作業着が着れるようになりました。しかも数少ない女性スタッフ同士でパンフレットを見て決めたので、デザインや性能にもこだわることが出来たのは嬉しかったです。男性用の作業着だと腰回りが緩く、スボンも太いので扱いにくかったのですが、それが改善されたときはホッとしました。
女性ならではの目線が役立つこともあり、安全管理の面では信頼されていると思います。安全管理の会議のときには必ず意見を求められます。意見を求められたときは役に立ててる、女性で良かったと思う瞬間です。
女性も活躍することが出来る業界
男性だけの世界というイメージも強いですが、意外と女性スタッフも多く、皆さん生き生きと働いています。数少ない女性スタッフだからと重宝される場面もあり、女性も男性のように活躍することが出来る業界だと思っています。資格も取得していれば管理者の中でも立場が上になるのは良いところです。これからも女性が輝ける業界であり続けて欲しいです。
寄稿者:建設女子(複数)
建設業に携わる女性のコラム。特に建設現場での出来事や苦労した話、嬉しかったことや発見したこと、不思議に思っていることなど、『現場あるある』を自由に発信してもらいます