<こぼれ話> 突然のカメラ
2020/04/17記者の目/論説
建設メール
「そこに立ってください」。目の前にあるサーモグラフィーカメラと対峙し、体温を確認される。一瞬、緊張が走るも特に問題はなし。無事に入口を通過することができた。国土交通省の入館受付で、17日からサーモグラフィーカメラによる体温計測が始まった。事前に知らせがなかったため驚いたが、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されることが決まったところであり、当然の措置だろう。出社前に通るドラッグストアで、何日も「本日は体温計の入荷はありません」の張り紙を見ていたことから、思いがけず平熱であることが確認できた。果たして、このカメラが無くなる日は来るのだろうか。〈K〉