<建設女子・現場アルアル> 建築現場には意外と女性が多い
2020/09/16コラム
建設女子
建築現場の仕事というと、男社会のイメージもあり、働く前は女性だと雇われないものだと思っていました。実際に働いてみると、男女差別は殆どなく、女性でも男性同様な責任ある仕事をさせてくれることが分かりました。ここでは、実際に現場で働いたときに感じた、女性が建築の仕事で働く際に気をつけることや、日々の仕事の流れを紹介していきます。
女性でも無理なく働けるのが建築現場
安定した仕事に就くことを考え、応募してみたのが、建築業界で働くきっかけです。最初は、男社会のなかで女性が雇用されるか不安が伴っていたのですが、求人に応募したタイミングが、女性の作業者を増やそうと事務所が考えている時期でしたので、多くの女性同期と就業開始をすることができました。
建築の仕事というと、重い荷物を運んだり、解体工事をしたりのイメージがあったのですが、実際の現場では、女性でもできる簡単な作業も多く、始めてみると女性でも無理なく働ける仕事だと実感しました。
現場では安全第一が叫ばれ、危険な作業を未経験者がするようなこともなく、現場で働く職人の方の指示に従って、現場の清掃や後片付けを主に行っていました。朝礼から始まり、昼休憩もしっかり取り、定時で帰れる規則正しい仕事だと感じました。
女性特有の問題点
建築現場で女性が働く際に問題になるのが、更衣室とトイレでしょう。男性中心の作業現場には、着替える場所がなく、配属当初は作業着をどこで着替えるかで悩んでしまいました。慣れている先輩作業員の方は、作業着を着て現場に来る方も少なくないのですが、女性にとっては、作業着で現場に伺うことは抵抗があるのです。現場に多くのトラックが止まっている場合には、車両の物陰で着替えることもできますが、小さな現場の場合には、着替える場所に困り、近くのコンビニなどを借りて着替えたこともあります。
更衣室同様に問題になるのが、トイレを使うときです。男性中心の現場ですから、作業場所に仮設トイレがない場合もあるからです。近くにトイレを借りられるコンビニなどがあれば良いですが、ない場合は、現場を離れて遠くまで、トイレを探しに行ったりしていました。
女性でも問題なく建築現場で働けます
建築現場で働くまでは、男性が働く職場だと感じていました。実際に働いてみると、女性でも無理なく働ける仕事であることが分かりました。必要以上に重いものを運ぶこともなく、危険な作業に従事することもありません。問題があるとすれば、着替え場所とトイレぐらいになるでしょう。男性中心の仕事ではありますが、女性も積極的に採用しています。良くない印象を持つ方もいますが、安全第一で規則正しく働ける魅力的な仕事です。
寄稿者:建設女子(複数)
建設業に携わる女性のコラム。特に建設現場での出来事や苦労した話、嬉しかったことや発見したこと、不思議に思っていることなど、『現場あるある』を自由に発信してもらいます