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【関東整備局就任インタビュー】 藤田正統括防災官「日頃の備えが大切」

2021/06/02インタビュー

建設メール

 4月1日付で関東地方整備局統括防災官(部長級)に就任した藤田正氏は「何よりも日頃の備えの大切さを肝に銘じている」と強調する。「自然災害だけでなく山林火災や鳥インフルエンザなどへの応援にも注意を払う必要がある。メリハリを付けながら訓練を含め、緊張感をもって対応する」と抱負を述べる。
 統括防災官グループの仕事は基本として「防災計画の策定、それに伴う訓練を重ねて、振り返りを行う。さらに計画を見直す作業となる」と説明。「特に最近は雪害の問題も管内で発生しており、車が閉じ込められ生命の危険にも晒されているので、新たな課題となっている」と指摘する。
 それ以外では「首都直下型地震、南下トラフ地震の発生にも備える必要があり、災害調査を行う『直轄ドローン隊』の編成も推進する。2020年度は72人の研修実績があり、21年度も引き続き取り組む」と意欲を示した。
 TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)とリエゾン(情報連絡員)の役割も非常に高度化・多様化しており「人材育成についてはコロナ禍で思うように進まない点もあるが、座学についてはWebの環境も整備されてきたので、できるところから進める」と語る。
 これまでに印象に残った仕事は、09年の河川部河川計画課建設専門官の時に「八ッ場ダムの工事着手に向けた利根川河川整備計画改定で『基本高水の検証』に関わった。日本学術会議に提出する資料作成をコンサルに外注しないで内部で作成した経験は、その後の河川防災などに大いに役立った」と振り返る。
 仕事への取り組み方は『おひたし』で「報連相をしてきた部下に対して、お(怒らない)・ひ(否定しない)・た(助ける)・し(指示する)を実行している」という。

 

【略歴】ふじた・ただし
 1982年青森県立五所川原農林高等学校卒、82年京浜国道事務所採用。河川局治水課技術開発係長、河川部河川計画建設専門官、利根川ダム統合管理事務所長、企画部技術調整管理官などを歴任。57歳。青森県出身。趣味はカラオケとウオーキングで、1日1万歩をこなす。

 

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