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【直轄事業契約】 20年度は件数、金額ともに前年比増加
2021/12/16建設時事
建設メール
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2020年度の直轄工事等契約状況の概要
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国土交通省が公表した「直轄工事等契約状況（2020年度実績）」によると、20年度の契約件数、契約金額が前年度比で増加し、直近で最多となったことが分かった。「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」の本格化により件数、金額の増加につながったとみられる。特に建設コンサルタント業務の契約金額は、統計が残る06年度以降では最大となった。工事の平均落札率は前年度比で微減となったものの、高水準が続く。建設コンサルタント関係業務の平均落札率は、前年度の微減から増加に転じた。
省全体の契約状況のうち、工事の契約件数は1万5176件で前年度比205件の増、金額は2兆3920億円で同比3190億円の増だった。いずれも近年では13年度に次ぐ高水準となった。低入札価格調査件数は124件で、前年度から18件増加したが、発生率は1・2％（19年度は1・0％）と微増にとどまった。入札不調件数は454件で、前年度比223件減と大幅に減っている。
コンサルタント業務の契約件数は1万5667件で、前年度比314件の増加となり、13年度以来の高水準を記録。金額は4910億円で、同比572億円増加している。低入札価格調査件数は108件で前年度から16件増加し、発生率は1・1％（19年度は1・0％）。入札不調件数は157件で、前年度比50件減となっている。
工事の平均落札率は93・02％で前年度比0・04ポイント減少した。コンサルタント業務の平均落札率は84・83％で同比0・12ポイントの上昇となった。平均落札率は、16年度以降は上昇傾向を示しており、今回は微減だったものの、工事は15年度の91・22％と比較すると1・8ポイントの上昇となる。
※20年度の契約状況の概要は表参照
