【前払金の使途拡大】 導入済み機関が400超える
2016/09/16建設時事
建設メール
本年度予算の早期執行に伴い、国土交通省が前払金の使途を対象工事の施工に必要な現場管理費と一般管理費の一部まで拡大する特例措置を講じたことを受け、9月1日現在で403の発注機関でも導入済みになったことが3保証会社の調査で分かった。
導入済み機関は中央省庁が国交省など6省、独立行政法人等は高速道路会社や国立大学法人など24機関、都道府県は41機関、市町村は332機関となり、8月1日時点と比較して都道府県は9機関増加し、市町村では90機関増えている。
本年度内に請負契約を結ぶ工事の前払金が対象で、上限は前払金額の25%。現場常駐社員の給与や労災保険の法定福利費など工事管理に必要な現場管理費は全て対象となる。また、本年度補正予算でも年度内に請負契約を結ぶ工事は対象になるため、早期執行に役立つことが期待されている。