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【関東整備局】 賃上げ企業に総合評価で1～4点を加算
2022/01/14建設時事
関東地整発
関東地方整備局は工事入札における総合評価落札方式で、賃上げを実施する企業に対する加点措置の内容をまとめた。賃上げ率は大企業が3％以上、中小企業は1・5％以上とし、加点措置は加算点の5％以上の整数となるよう配点を設定した。工事の場合、タイプ別に賃上げによる加算点は1～4点とする。適用対象は4月1日以降に契約を締結する、総合評価落札方式による全ての調達とし、入札・契約手続運営委員会に諮る2月1日以降の案件となる。
入札手続きで入札参加者が「従業員への賃金引上げ計画の表明書」を提出することで評価する。引き上げの期間は大企業、中小企業とも年度単位または年単位。表明書は企業ごとに、所定の用紙で総務部契約課調査係へ提出する。その際、従業員と合意した「押印」のある書類の写しが必要となる。
ただし、賃上げ基準に達しなかった場合は、ペナルティーとして1年間は国の総合評価落札方式の調達の全てで、加算点に1点を加えた減点措置を行う。
14日には管内各事務所への説明会を行った。受注者に対しては、意見交換会などで「加点措置の内容などを丁寧に説明したい」としている。
タイプ別の加算点は次のとおり（▽落札方式タイプ=①従来の加算点②賃上げによる加算点）。
▽技術提案評価型S型など=①60点満点②4点
▽施工能力評価型Ⅰ型、Ⅱ型=①40点満点②3点
▽施工能力評価型Ⅰ型、Ⅱ型=①30点満点②2点
▽技術提案チヤレンジ型=①20点②2点
▽フレームワーク方式（通常型指名競争）=①10点②1点
▽公募型指名競争=①10点②1点
