【担い手確保・育成】 「プレ入職」の効果検証へ
2016/09/21建設時事
建設メール
建設産業への入職促進を図る観点から「プレ入職」を対象とする教育訓練が進む中、昨年度に行われた取り組みの効果検証が進む見通しだ。21日に開かれた建設産業担い手確保・育成コンソーシアムの作業部会で、富士教育訓練センターで労働安全衛生法の資格取得を実施している総合工事業団体と、出前講座を行っている専門工事業団体を対象に10月から11月にかけて順次ヒアリングを行うことが報告された。
計画では、特に進路選択に与える影響が大きい高校生を対象とする教育訓練について、目的や必要性、その後の入職や定着に対する効果、教育上の位置付けなどを聞いた上で、効果的な教育訓練を実施するための体制、訓練内容などを検討する。
ヒアリングの対象は団体を予定するが、委員からは「実際に参加した高校生に聞くことで本気度が分かる。プレ入職者に対する追跡調査が効果的ではないか」といった意見が出た。