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【登録技術者資格】 新たに25の民間資格を追加
2022/02/22建設時事
建設メール
民間事業者が与える技術者資格を国土交通省が登録し、公共工事に関する調査・設計などの発注業務で活用する「国土交通省登録資格」に、22日付で新たに25の民間資格が追加された。また本年度末に登録期間が満了する50の資格が全て更新されており、登録資格数は353資格となった。
点検・診断等業務を行う維持管理分野では「橋梁（鋼橋）」と「橋梁（コンクリート橋）」で各6資格、「堤防・河道」で4資格、「トンネル」で3資格、「橋梁（鋼・コンクリート以外の橋）」で2資格の計21資格が、計画・調査・設計分野では「河川・ダム」で2資格、「下水道」と「地質・土質」で各1資格の計4資格が追加された。
国交省では点検・診断等の業務において、資格保有者を総合評価落札方式で加点評価するなど積極的に活用するとともに、地方自治体等に対しても活用に向けた周知を図っている。
353資格に対する資格保有者は、点検・診断等業務で延べ10万人、計画・調査・設計業務で延べ7万人の計17万人に上る。国交省発注の点検・診断等業務における登録資格保有者の従事割合は管理技術者が約61％、担当技術者は約75％と高く、業務成績評定も高い傾向にある。
都道府県の土木設計業務等共通仕様書に「国土交通省登録技術者資格」が記載されている割合は45％であり、まだ少ないのが現状。ただし登録資格制度を活用している都道府県・政令市へのアンケートでは「品質の高い成果が期待できる」という声も多いため、国交省ではさらなる活用を促していく。
登録資格一覧は国交省ホームページを参照。
