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【都中建】 「若者が期待できる建設業を」渡邊裕之氏が新会長に就任
2022/05/30業界動向
建設メール
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渡邊新会長
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東京都中小建設業協会（都中建）の第50回通常総会が27日、都内のKKRホテル東京で開催された。任期満了に伴う役員改選では、山口巌会長に代わり、渡邊裕之氏が新会長に就任。「若者が期待できるような建設業を目指す」と方針を語った。
渡邊新会長は「都中建は来年で50周年を迎える。山口会長体制で飾っていただきたかったが、本人から楽をさせてくれとお話があったのでバトンを受けました」と経緯を説明した。
その上で「現在は中小建設業にとっては向かい風が吹いている状況。働き方改革の法改正に対して各社が努力をしていかなければならない。若い方の入職、女性の活用も中小企業にはハードルが高いが、これをやらないことには建設業の明るい将来につながらない。またコロナの影響で各種資機材や木材等が手に入らない状況。加えてウクライナ問題で価格もものすごく上昇している。われわれが、いかにして生き延びていくか。会員の皆さまのご指導を賜りながら会の運営を進めていく」と述べた。
単価のスライドについては「民間工事では全く認められていない。公的工事と同じように認めてもらえないと赤字になるという積み重ねになる。国内で資材が手に入るようなサプライチェーンを実現化していかなければならない」と今後の指針を示した。
総会では、2022年度運動方針およびスローガンを発表。「中小の進路を拓く都中建」の下、①働き方改革の推進②受注機会の悪保③女性・若者の入職促進④地域防災体制の強化⑤DX・ICT施工の推進―を掲げている。
