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【CCUS】 政令市は11団体が実施／モデル工事の企業評価
2022/07/13建設時事
建設メール
公共工事における建設キャリアアップシステム（CCUS）の活用・普及促進に向け、国土交通省が開催する地方自治体と建設業団体等のブロック別連絡会議が、11日の四国ブロックを皮切りに始まった。同会議で明らかになった、最新版の都道府県におけるCCUSモデル工事等の実施状況によると、直轄Cランク工事でのモデル工事について、地方建設業協会の理解が得られた26都府県で実施を予定し、他に5協会が検討している。都道府県発注工事に関しては、35道府県が企業評価の導入を表明し、うち32団体が実施中。政令指定都市は、11団体で企業評価を実施していることが分かった。
政令市でモデル工事等を実施しているのは▽仙台市▽さいたま市▽千葉市▽横浜市▽相模原市▽浜松市▽名古屋市▽大阪市▽堺市▽岡山市▽広島市―で、総合評価における加点を導入している団体が多い。入札参加資格での加点は千葉市と相模原市のみで、カードリーダー等補用補助は、さいたま市と千葉市が実施。工事評定での加点は、さいたま市、千葉市、横浜市、名古屋市、岡山市の5市が行っている。
国交省では、地方自治体に対して、地域の建設企業の利用状況等に応じて必要な条件整備を講じるよう要請している。モデル工事実施等の広がりをさらに加速させるため、さまざまな機会で知事などに直接働き掛けることをはじめ、より一層取り組みを強化させる考えだ。
