【電設協会員大会】 「夢と生きがいを」新アクションプラン決議
2016/10/20業界動向
建設メール
日本電設工業協会(電設協)は20日、岡山市内のホテルグランヴィア岡山で、2016年度会員大会を開き、5項目からなる新アクションプランを推進し、行動する電設協として「『夢と生きがいのある電設業界』を目指そう」とした大会決議を採択した。
会には520人が参加。冒頭あいさつで山口学会長は「担い手の確保・育成、生産性向上、分離発注の推進、適正な工期・適正な価格での受注、電力新時代への対応、海外・国際貢献を新アクションプランの目標に盛り込んだ」と説明。特に担い手不足について「協会では高校との連携、フェアでのプロモーション、登録期間技能研修者の処遇改善等積極的に進めてきた」と報告した。
また、社会保険の未加入問題について「既に会員企業は100%加入済みだが、協力会社に関しては90%前後にとどまっている。是非とも加入促進を指導して欲しい」と要請した。
中期的取り組みとしては①発注・工期の平準化②生産性向上(ソフト面)③ICT化④高齢者・女性・外国人の活用―を掲げ、「11月からは分離発注推進キャンペーンが始まる。発注者する自治体も技術者不足なので、分離発注の意義を考えていただきたい」と訴えた。
基調報告では池田秀基・人材委員会副委員長から「担い手の育成・確保に向けて」と題した活動報告、荒木恭司氏(島根電工)による「不思議な会社に不思議なんてない」の発表があった。その後、五輪メダリストの有森裕子さんによる記念講演「ひとつのことを やり抜く力」が行われた。