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【上期監理課長会議】 賃金、ダンピング、週休2日などを議論
2023/05/29建設時事
建設メール
国土交通省は、都道府県の監理課長や入札契約担当課長と意見交換する2023年度上期ブロック会議の議題と日程を決めた。会議は、29日の中国ブロックを皮切りに、6月16日の関東甲信ブロックまで全8ブロックで行う。上期は技能労働者の処遇改善と公共工事の円滑な施工確保をメインテーマに、賃金行き渡り、ダンピング対策、週休2日制を中心に意見交換など行う。
処遇改善の関係では、技能労働者への適切な賃金水準の確保として、昨年度の持続可能検討会が提言した標準労務費の勧告イメージや、標準見積書の活用による労務費・法定福利費の確保、適切な支払いのための取り組みなどについて紹介する。
ダンピングに関しては、対策のさらなる強化の徹底が必要だと訴え、低入札価格調査の排除割合が低い、施工体制確認型総合評価の導入状況、履行確保措置の導入などについて協議する。
公共工事の円滑な施工確保では、入契法などの法令順守徹底をはじめ、スライド条項については運用の実態など意見交換する考え。適正な工期の設定については、強く打ち出したい考え。週休2日についても取り組み状況など協議を行う考え。
着実な執行に関しては不調・不落対策の導入状況について意見を交換するほか、公共工事の生産性向上、遠隔臨場、BIM／CIM活用工事、ICT活用などについて情報共有を図る。
他にも、都道府県契連との連携やインボイス制度、担い手確保に向けた学校部局との連携による建設業の広報状況と産・学・官一体の連携体制による若年入職促進への取り組みを紹介する。
