【リフォーム・リニューアル】 16年度上半期は受注高7兆円超える
2016/12/27建設時事
建設メール
国土交通省がまとめた2016年度上半期受注分の建築物リフォーム・リニューアル調査報告によると、受注高は前年同期比27・1%増の7兆6137億円と過去最高の水準になった。内訳は住宅工事が3兆1291億円で同比50・5%増、非住宅工事は4兆4846億円で同比14・7%増だった。今回から調査方法を見直したため、従来の調査結果と単純比較はできないが、調査対象となる建設業許可業者について建設系と住宅系の比率を変えるなど調査精度の向上を図ったこともあり、市場自体が拡大している状況は確実といえる。
工事目的別の受注件数は、劣化や壊れた部位の更新・修繕、省エネルギー対策が住宅、非住宅ともに多くなっている。
工事部位別では、住宅は昇降機設備、内装、非住宅は空気調和換気設備、内装の順に多い。
なお、調査方法の見直しに伴い、改装・改修工事と維持・修理工事を分けて把握するとともに、結果公表時期の早期化を図る見通しだ。