【第3次補正予算】 ゼロ国債で事業の平準化推進
2017/02/01建設時事
建設メール
政府の2016年度第3次補正予算が1月31日に成立した。一般会計の主な予算では災害対策費に1955億円を配分し、昨年8月の北海道・東北豪雨・台風災害への対応や熊本地震からの復旧・復興に対して災害廃棄物の処理費用の不足分などを追加する。
国土交通省関係では公共事業の円滑かつ効率的な執行を図るため、事業の平準化を推進することとし、特に積雪寒冷地域など地域の状況に十分配慮したゼロ国債の配分を行う考え。事業費配分額は2977億5200万円で、内訳は直轄が2876億3800万円、補助が101億1400万円。約56%は道路整備関係費となり、直轄の治水事業費も約25%を占めている。直轄事業の地方整備局別の配分額は関東が408億9500万円、北陸が269億9100万円、中部が284億1900万円などとなった。