【補正予算執行通達】 施工時期の平準化求める
2017/02/01建設時事
建設メール
国土交通省は2016年度第3次補正予算に関する事業執行について、1月31日付で事務次官から発注機関などへ通達した。第3次補正では災害復旧の促進や公共事業の平準化を図るために国庫債務負担行為の追加を行っており、追加事業について早期かつ円滑な執行を図ることを求めた。また、ダンピング受注の防止徹底、地域の実情に応じた資材等の地域外からの調達に係る適切な支払い推進、地域企業の活用への配慮、休日等の不稼動日や準備期間などを踏まえた適切な工期の設定、余裕期間制度の活用、翌債など繰越制度の適切な活用により、施工時期等の平準化に努めることを明記した。
さらに生産性向上を図るため、ICT土工の実施や現場打ちコンクリートの施工性向上、二次製品の活用などにより、i-Constructionを推進することも盛り込んだ。
なお、同日付で出した関係課長名による文書では、一括審査方式の積極的活用、総合評価落札方式における提出資料のさらなる簡素化や評価項目における手持ち工事量の設定、施工時期等の平準化、関係者間での工事工程の共有、発注見通しの速やかな公表の徹底などを要請している。