〈こぼれ話〉 カンブリア紀の大爆発
2017/02/02記者の目/論説
建設メール
i-Construction推進コンソーシアムの会長に就任した小宮山宏氏(三菱総合研究所理事長)は1月30日の設立総会で、今から約5億5000万年前に起こった「カンブリア紀の大爆発」を紹介し、「カンブリア紀の大爆発に相当するような革命が起こることは、ほぼ確実だと考えている」と述べた。今ある動物の大半の原型ができたとされる「カンブリア紀の大爆発」について、小宮山氏は「一番有力な説は眼ができたことで、それまで動物は眼が無くて口があるだけだった。眼ができたことで食べ物を追いかけられるようになり、逆に食べられる方は逃げられるようになった。脳がどんどん進化して、それに応じて身体も進化して、今の動物の基本的なものができたと言われている」と説明。近年はイメージセンサーが発達して人間の眼の能力を凌駕するようになり、AI(人工知能)の研究も進み、機械との一体化も行われている。今後、建設現場でも従来には考え付かなかった技術の導入が進み、爆発的な普及が起こる可能性は十分にありそうだ。〈K〉