〈こぼれ話〉 技術士称号も地位向上を
2017/02/17記者の目/論説
建設メール
15日に開かれた建設コンサルタンツ協会の会見で、ある幹部は他の専門職との賃金比較について「技術士は高等学校教員より低い」と嘆いた。技術者賃金の現状について触れたもので、過去10年間の技術士平均年収約600万円に対し、高等学校教員は650万円~750万円で推移しているという。
技術士法に基づく国家資格は国内最高峰の技術系資格といわれる。先の幹部は「難関を突破して取得した技術士という称号の地位が低くなった」とポツリ。技術者単価の引き上げとともに士(サムライ)業の地位向上も難関が続く。〈E〉