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【橋建協】 川田氏が新会長就任／通常総会で役員改選を
2025/06/10業界動向
建設メール
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川田新会長
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日本橋梁建設協会（橋建協、川畑篤敬会長）は6日、第14回通常総会を都内のザ・キャピトルホテル東急で開催した。2024年度事業報告や収支決算報告など3議案をすべて原案通りに承認。任期満了に伴う役員改選では、新会長に川田忠裕氏（川田工業社長）、新副会長は小林淳氏（IHI副社長執行役員）、中村譲氏（横河ブリッジ社長執行役員）が就任する。
開会に当たり川畑会長は「昨年の鋼橋発注量は11万t強と過去最少となった」と現状を説明。その上で「災害時における迅速な人命救助、インフラの早期復旧を実現するには、道路ネットワークを中心とした国土強靱化の推進が不可欠。意見交換の中で制度改善の要望とともに、ピアレス橋梁やアクロス橋梁、オフセット橋梁などを提案してきた。実現に向けてご支援、ご協力をお願いしたい」と呼びかけた。
来賓あいさつでは、国土交通省の山本巧道路局長が「働き方改革や生産性の向上などまだまだやるべきことがある。皆さまの意見を聞きながら、改革を進めていきたい」と話した。
理事会後、川田新会長は「鋼橋をめぐる環境は、大変厳しいものがある。協会が直面する最も重要な課題は、鋼橋事業の需要拡大。発注量が激減する中、需要拡大戦略特別委員会を立ち上げ、鋼橋の魅力や必要性、優位性などを深掘りし、メリットを明らかにするとともに、広く関係機関に訴え、積極的な活用を推進していきたい」と就任の抱負を語った。
25年度の重点活動テーマは▽鋼橋事業の需要拡大▽現場安全対策の推進▽鋼橋生産性の向上▽既設鋼橋の強靱化・健全化の推進▽さらなる海外展開の推進―。
