【働き方改革】 石井国交相「休日確保の取り組み後押し」
2017/03/24建設時事
建設メール
国土交通省の石井啓一大臣は24日の閣議後会見で、建設業の長時間労働を是正し、働き方改革を進めるために、週休2日の推進など休日確保に向けた建設業界の取り組みを積極的に後押しする考えを示した。
2017年度から直轄工事では、適正な工期設定に向けて工事の準備期間や後片付け期間を見直すとともに、週休2日を踏まえた工期設定を行うシステムを活用することで、週休2日を確保できる工期での工事発注に努める。また、週休2日によって工事期間が増加するため、週休2日を実施した工事を対象に安全管理費や営繕費などの共通仮設費、現場技術者の給与等を含む現場管理費を補正する。
石井大臣は「直轄工事の取り組みは地方自治体にも広げていくことが重要」としたほか、週休2日確保には建設業界だけでなく発注者の理解と協力が必要であるため、国交省として関係者を含めた環境整備に努める姿勢をみせている。