【関東整備局】 若手技術者評価型を継続/待遇改善に効果あり
2017/05/25建設時事
建設メール
関東地方整備局は若手技術者活用評価型総合評価落札方式の試行を継続する方針を明らかにした。2016年度は1月末までに219件へ適用。業界団体から若手技術者の経験・待遇改善につながるとの声が寄せられた一方で、企業規模による若手採用・雇用の差に配慮が必要とする意見もあった。
若手技術者活用評価型は35歳以下の技術者を現場代理人または担当技術者に配置した場合、総合評価で加点する取り組み。16年度における1月末までの適用工事219件を対象とした調査によると、約61%の133件で若手技術者を配置する企業が落札。また、若手技術者が資格を保有する割合は23%で、13年度以降、20%台で推移している。
業界団体からは若手技術者が新たな工種を経験できる、待遇改善につながるとの好意的な意見が寄せられた。一方で、中小企業と大手企業で若手の採用・雇用に差があるため、配慮が必要との声もあった。
今後は取り組み継続の方針となっており、適用工事については発注事務所の実情や工事特性によって選択するとした。