【長野発】 プレミアムサタデー第2土曜日は現場も休み/7月8日から実施を
2017/06/09業界動向
建設メール
長野県建設産業団体連合会(藏谷伸一会長)は、第2土曜日を現場も含めて完全休日とする取り組み『プレミアムサタデー』を7月8日から実施する。6月7日に開かれた総会で決定した。取り組みは、県建設部の油井均部長が4月に長野県建設業協会に対して提案したもの。協会は専門工事団体の建産連に呼びかけて推進することを決定。取り組み主旨が5月の建産連理事会で説明、同意された。油井部長の提案は第4土曜日だったが、月末は業務多忙の場合が多いため第2土曜日となった。
長野県建設業協会企業経営者を対象としたアンケートでは4週6休と規定する企業が74%。実際に4週6休を確保できている現場は、土木は75%と高いものの、建築は20%程度だったという。
建産連では、働き方改革を進める第一歩として取り組みを実施し、完全週休2日制移行へのアプローチとする考え。また担い手確保・育成も視野に入れ、取り組みを広くPRしていく。
プレミアムサタデーのキャッチフレーズは2点。「第2土曜日趣味に学びに家族とともに!」「月半ば週休2日でリフレッシュ」となっている。
建産連の各団体は、3カ月に一度のペースで実施状況を事務局に提出する。実施できていない場合は理由を明記する。実施状況は12月の「地域を支える建設業」検討会議で発表される。
発案者の油井部長は建産連総会で「業界挙げての取り組みは心強い。県内現場が第2土曜日にどこも動いていないことに民間の理解が深まり、建設業のイメージアップへとつながるよう積極的に取り組んでいただきたい」と話した。