【石井国交相】 新大宮上尾道路など視察「事業の重要性を実感」
2017/06/13建設時事
建設メール
石井啓一国土交通大臣は12日、国道17号上尾道路Ⅱ期終点部と同新大宮上尾道路(仮称)上尾南インターチェンジ(IC)計画地付近を視察した。事業の進捗状況などを確認し「いずれも埼玉県中央地域の渋滞解消や東京都心へのアクセス向上に重要な道路であるとあらためて実感した」と感想を述べた。
上尾道路Ⅱ期は北本市石戸宿から鴻巣市箕田までの9・1kmで計画され、2015年度に箕田地内のJR高崎線立体交差部に関する箇所の用地買収へ着手した。17年度は買収を進めるほか、調査設計と環境整備工を推進する。視察は箕田の終点付近で実施。現地状況を確認しながら、事業の進捗状況などについて説明を受けた。
新大宮上尾道路は新大宮バイパスと上尾道路の上部に全線高架構造の自動車専用道路として計画されている。与野ジャンクションから上尾南ICまでの8kmは16年4月に事業化。首都高速道路による有料道路事業として進めることを決定しており、17年度は調査設計に取り掛かる予定となっている。視察は上尾南IC計画地周辺が見渡せる堤崎輝きの橋歩道橋の上で行った。今後の展開については「ある程度、用地買収が進んだ段階でないと目標が出せない。引き続き事業進捗に努める」と語った。