【北関東防衛局】 段階的選抜方式の試行第一弾は7月公告
2017/06/15建設時事
建設メール
北関東防衛局は2017年度から、競争参加者が多くなると見込まれるWTO対象案件で段階的選抜方式を試行する。試行第一弾は7月にも公告する入間(29)東町地区造成工事を予定している。
段階的選抜方式は改正品確法に規定されており、競争参加者が多数となる入札案件における受発注者双方の負担軽減が目的。試行では審査は2段階で行う。一次審査は企業の施工能力、ワーク・ライフ・バランスの推進などを評価し、二次審査進出者を選抜。二次審査において技術提案などの評価結果と入札額を併せた評価値により、落札者を決定する。
試行第一弾となる東町地区造成工事は土木一式として発注し、19カ月程度で施工する予定だ。東町地区は航空自衛隊入間基地の南西側に隣接する約28haで、入間病院(仮称)と災害対処拠点の新設を計画。17年度概算要求額は病院地区造成が約3億円、災害対処拠点地区など造成で約6・6億円だった。