【日建連会見】 現場見学会で建設業の魅力体感を
2017/06/26業界動向
建設メール
日本建設業連合会(日建連)は23日、理事会後に記者会見を開いた。山内隆司会長は7月から始まる、けんせつ小町活躍現場見学会について、「建設業に対する人気がなかなか上がらない。現地を見てもらい迫力あるものづくりの現場を目のあたりにし、建設業の魅力を体感していただく絶好の機会と考えている。多くの学生に参加していただけることを期待している」と語った。宮本洋一副会長は「若いうちに興味を持ってもらうことが必要」。押味至一副会長も「先入観を持たず、現場の良さをぜひ見て感じてほしい」と語った。
また、公共工事の諸課題に関する意見交換会の国土交通省本省報告会を終えての手応えについて、宮本副会長は「自由討議の時間がかなり取れた。工程管理の情報共有化についてなど、双方向の意見交換となったのが大きな特色。週休2日の推進、将来の担い手不足に対しても国だけでなく各自治体からも認識をいただいていると感じた」と感想を述べた。
建設技能者の賃金が昨年度に比べ下がっているという調査結果があることに対して、山内会長は「大型工事の基礎等が終わり、今後は型枠、鉄筋工、大工さんなどへ工種が移る。将来の手持ち工事はタイトであり、それに伴い労務と資材単価が右肩上がりになることは間違いない」との見解を示した。