【建設労働需給】 5月は型わく工(土木)の不足率大きく
2017/06/27建設時事
建設メール
国土交通省が5月に実施した建設労働需給調査の結果、過不足率は全国の8職種全体で0・3%の不足となり、前月から不足幅が縮小した。8職種中、型わく工(土木)の不足率が最も大きく1・9%となった。対前年比の過不足率では左官の不足率の伸びが目立つ。
職種別では鉄筋工(建築)と電工が過剰となった以外、いずれも不足傾向にある。
地域別では北海道、東北、北陸で過剰、その他の地域では技能労働者が不足傾向だった。今後の労働者確保の見通しについては、全国・東北地域ともに「普通」となった。
残業・休日作業を実施している現場数は8職種で手持現場数の5・3%となり、前月と比べて微増に。主な理由では「前工程の工事遅延」「昼間時間帯時間の制約」「無理な受注」の順に多かった。