【事務次官交代】 毛利氏「惜しまずに汗をかきたい」
2017/07/10インタビュー
建設メール
新旧の国土交通事務次官が10日、職員に対するあいさつを行った。毛利信二・新事務次官は、危機管理の重要性を指摘するとともに、国民の目線に立って一つ一つの課題に向き合うことを職員へ求めた。
危機管理に関しては「特に初動対応、情報共有、総合力による対応の3つが大事」としながら、「マネジメントできなくなるほどの組織の危機に絶対にならないよう私も(武藤浩・前事務次官の)『常在戦場』という言葉を引き継がせていただきたい」との考えを示した。
また、「国土交通省は現場力に優れた官庁として大変期待されている。何よりもまずは行政の基本に立ち返って国民の期待に応えていきたい」とし、「皆さんの仕事が一つでも円滑に進むように、惜しまずに汗をかいていきたい」と伝えた。
武藤前事務次官は「国土交通省は頼られるようになってきた」と評価した上で、「メリハリを付けた仕事をすることが非常に大事」であるとし、今後の働き方改革の実現に期待を寄せた。