【就任会見】 秋元司・国土交通副大臣「夢があり発展できる施策を」
2017/08/10インタビュー
建設メール
秋元司国土交通副大臣(内閣府副大臣・復興副大臣兼任)が就任会見を開き、今後の抱負を語った。秋元副大臣は、「これからは新しい時代に向かって攻めていかなければならない。若い人の英知を集め、これまでの慣例に捉われないことを進めるのも大事な視点だと思う。少し夢があり、ともに発展できるような施策も生み出していきたい」との考えを示した。
国土強靭化に関しては、「特に都市部では首都直下型や南海トラフ地震に対応できる都市づくりに基づいたハード・ソフト対策を強化していく。また、地方自治体と連携して現状を把握し、予算の確保につなげるための精度を高めていく」と話す。
道路を含めたインフラ整備に対しては、「道路の安心・安全の確保は大切な視点だが、同時にストック効果をどのように生み出していくかという視点もある。特に首都圏における三環状道路を整備することによって、新たな物流施設の立地条件になり、雇用も発生する。首都圏の三環状道路整備と併せて港湾や空港施設をもっと機能的に利活用できるような環境づくりなど、ストック効果が望める施策を推進していきたい」との姿勢を示す。
地方空港の重要性も指摘し、「LCCなどの普及で地方に多くの外国人観光客が安価な値段で行ける体制が整っている。地方空港を活性化し地方に人が行くことによって地方創生にもつながる。大事な足としての地方空港を強化していく」とした。
【略歴】あきもと・つかさ
1971年10月生まれ。大東文化大学経済学部卒。衆議院議員。当選3回(参院1回)。東京都第15選挙区。担務は安全・危機管理および海上保安関係施策、国土政策、都市、道路、海事、港湾、航空、北海道開発、観光関係施策の総括。