【建設マスター顕彰】 次世代へ技術・技能伝承を
2017/10/06建設時事
建設メール
国土交通省は6日、2017年度の優秀施工者国土交通大臣顕彰式典を都内で開き、新たに誕生した建設マスター417人と建設ジュニアマスター108人に対して顕彰状を授与した。
式典で石井啓一大臣は、受賞の栄誉をたたえるとともに、「建設産業がその役割を果たしていくためには優秀な人材を確保・育成していくとともに、優れた技術・技能を次世代へと継承していくことが重要」としながら、「将来の担い手確保のためにも建設産業が魅力ある産業となるよう引き続き全力で取り組んでまいりたい」と述べた。
また、受賞者を代表して、建設マスターの横山栄一氏(原田左官工業所・左官工)は「技能・技術の継承はもちろん、思いの継承も私たち建設マスターに与えられた役割だと思います。建設業の発展に微力ながら貢献することを誓います」、建設ジュニアマスターの宮﨑綱海氏(関電工東京営業本部東京総支社東部支社・電気工)は「今後は建設マスター等の諸先輩を目指し、技術・技能の研さんを積むとともに次世代の現場の担い手を確保するための人材育成に努めてまいります」と謝辞を奉読した。
式典では「私たちの主張」と「高校生の作文コンクール」の受賞者紹介と作文朗読、「ぼく・わたしから見たお父さん・お母さんの仕事」をテーマに受賞者の子どもなどが書いた作文も披露された。