【群馬発】 小学3年生が第2種電気工事士試験に合格
2017/10/06積算・資格news
建設メール
群馬県高崎市に住む小学3年生、新田絆翔君(8歳)が2017年度の上期に行われた国家試験の第2種電気工事士試験に合格した。小学生での合格は極めて異例とのこと。将来の夢は飛行機のパイロット。今回の受験理由も「飛行機の電気の異常に自分で気が付き、修理できるようになるため」と元気よく語った。電気工事の仕事に携わる父親の薦めもあり受験する運びとなった。
絆翔君が受験のために準備を始めたのは16年7月。母親から指導を受けながら16年の下期を受験するものの惜しくも不合格。雪辱を晴らすため、12月からは父親も指導に加わり、本格的に取り組んだ。学科のために学校でも習っていない漢字や計算を勉強。実習でも大人用に作られた工具を扱うために握力トレーニングや工夫を重ねた。勉強は平日の午後9~11時まで行い、土日は朝から晩までと徹底した。
試験で大変だったことを尋ねると「学科では覚えることがいっぱいで大変だった。実技はリングスリーブを握りつぶすのが大変だった」と振り返る。日々の訓練を自発的に続けた結果、見事に合格することができた。弱音は吐かなかったという。
次の目標は第1種電気工事士試験と第3種電気主任技術者試験。将来の夢に向かって努力を惜しまない姿は大人顔負けであった。