【秋季土木部長会議】 働き方改革や発注業務改善を議論
2017/10/18建設時事
建設メール
国土交通省は本年度の秋季地方ブロック土木部長等会議における議題を、建設現場の働き方改革やi-Constructionの推進、発注行政の業務改善、インフラメンテナンスと国土強靭化の推進に決めた。働き方改革では、現在の話題を紹介するとともに、適正工期の算定等による週休2日対応工事拡大の取り組み方針などを説明、意見を交わし、自治体での導入推進に向けた課題を探る。
発注業務の改善では、発注見通しの統合、入札手続きデータ等の共有化、電子納品の推進、書類の簡素化、ISO活用工事の拡大など国・都道府県・政令市が連携して取り組むべき事項や今後の方策を協議する。また、災害時の緊急度などに応じた最適な入札契約方式、工事の特性や地域の事情を踏まえた多様な入札契約方式の適用に関しても報告し、議論を行う。
ICT活用工事に対しては、工種の拡大、3次元モデル設計や新技術の導入など下半期から来年度に向けた予定を説明するほか、自治体でICT土工を拡大するための課題について意見交換する。
さらに、インフラメンテナンスや国土強靭化の推進に向け、現状の課題や市町村の計画策定の支援策も議論する見通しだ。
秋季の会議は20日の四国を皮切りに全国8ブロックで開催する。北陸は11月中旬、関東は11月下旬を予定している。