【建コン】 売り上げ、経営利益が減少/経営分析説明会
2017/11/06業界動向
建設メール
建設コンサルタンツ協会(建コン、村田和夫会長)は2日、都内の都道府県会館で経営分析説明会を開催し、約140人が参加者した。開会に当たり永治泰司総務部会長は、「売り上げ、経営利益とも減少してしまった。公共事業の全体額は中長期的に見て安定しているが、コンサル業務の発注量に波があったと考えられ、来年は仕事量の増加を期待している。働き方改革の中で社員の仕事量など運営の悩みなども含めて勉強していただければ」とあいさつした。
経営分析は協会加盟社のうち調査票提出会社382社(以降、会員企業)と、会員企業から総売上高に占める建設コンサルタント収入の売上高が80%以上の会社161社(以降、専業社)を対象に昨年1月から12月までの期間を分析したもの。
2016年の総売上高は会員企業で29億2100万円、専業社が30億5100万円となり、双方とも前年比で2900万円減となった。さらに、生産性や安全性の分析、働き方改革と労働生産性などについての分析報告や、生産性向上に向けた効率的な作業概念などが説明された。