【自走式駐車場】 1月から認定品表示制度始まる
2017/12/12業界動向
建設メール
日本自走式駐車場工業会(東京都港区)は、2018年1月から自走式駐車場の認定品表示板制度を開始する。同会に加盟するメーカー会員企業16社が設計・施工を行う自走式の認定駐車場に順次、制度に基づく表示板を駐車場利用者等が見やすい場所に表示していく。
同制度は認定駐車場が国土交通大臣から「耐火建築物」の認定を受けたものであることを明示するもの。また、認定を受けるために同会における構造や防災、維持管理上の自主基準をクリアした高い安全性や品質を備えていることを、事業主、管理者、利用者などから理解してもらう考え。
18年1月以降に竣工する認定駐車場について、施主へ引き渡す前に認定品表示板を設置する。大きさはB5版サイズで縦182mm×横257mm。
認定駐車場は、主要構造部である柱、梁(はり)などの鉄骨に耐火被覆が不要で、消火設備も簡易にできる。原則として外壁を設けない開放された構造で地震や津波にも強い。さらに基本的仕様が決まっているため、工事期間の短縮や建築費用の圧縮を図ることができるといったメリットがある。