【PC建協】 時間外労働と週休2日で22年4月目標に数値設定
2018/01/17業界動向
建設メール
プレストレスト・コンクリート建設業協会(PC建協)は16日、働き方改革の基本方針と週休2日制実施に向けたマスタープランを公表した。時間外労働の上限年間720時間および週休2日について、いずれも22年4月までに取り組む自主目標値を示している。
自主目標値は段階的に設定し、上限時間は18年4月から年間960時間、20年4月から同840時間、22年4月から同720時間とする。
週休2日制の活動目標は、18年4月から19年4月までに4週6休とし、以降22年4月までに週休2日の数値を設定した。
働き方改革実現に向けては、若手および女性技術者の担い手確保、建設技術者の処遇改善、プレキャスト構造の提案、各種資料整備といった生産性向上をうたっている。
週休2日制に向けたマスタープランでは、「工程」「積算」「技能労働者」「生産性向上」の4つの自主行動計画を掲げた。特に生産性向上では、プレキャスト技術の採用拡大として、スパン25~45m規模の橋梁ではプレキャスト構造の採用を国土交通省の各地方整備局に提案しており、引き続き要請していく。