【総合評価】 技術提案・交渉方式を中小工事にも拡大
2018/03/19建設時事
建設メール
国土交通省は、直轄工事における技術提案・交渉方式について中小規模の工事にも適用拡大する。
同方式は仕様の確定が困難な工事に対して技術提案の審査と価格等の交渉により仕様を確定し、予定価格を定めることができる落札者選定方式。これまで5件が適用されている中、北陸地方整備局が発注した橋梁補修工事のような比較的小規の案件でも採用された実績がある。ただし従来は大規模な工事を想定していたため手続きの期間が長くなることから、中小規模の工事でも使いやすいように工夫する。
国交省では、これまでの実施事例の効果分析を行い、中小規模の工事における手続きの簡素化などを図りつつ、橋梁の補修工事など施工者独自の高度な工法等を活用する必要がある場合、技術提案・交渉方式を積極的に採用する考え。適用案件の結果を踏まえて、必要に応じてガイドラインを改定する見通しだ。