【建設キャリアアップシステム】 振興基金と東建が全国初の申請受付窓口開設
2018/06/15業界動向
建設メール
本年秋の運用開始を目指す建設キャリアアップシステムの技能者および事業者情報登録の申請書を受け付ける全国初の窓口が、15日に建設業振興基金の事務所内(東京都港区虎ノ門)に開設された。東京建設業協会(東建)との共同窓口となる。振興基金の内田俊一理事長は「東建から協力をいただいて全国第一号の窓口を設置することができた。これで郵送受付、インターネット受付、窓口受付が一通りそろい、いよいよ本格的に受付が始まると期待している」とし、普及へ向けさらに力を入れる考えを示した。
窓口に関しては各都道府県建設業協会や全国建設労働組合総連合(全建総連)の各支部で開設する予定。7月上旬には一部の建設業協会で窓口が開設される見通しで、今後も準備が整い次第、順次開設される。年内には全国約350カ所で窓口対応が可能になる見込み。
なお登録申請は郵送やインターネットでも可能だが、技能者情報登録申請で本人確認のための顔写真付き公的身分証明書を提出書類に添付できない人は窓口のみ申請が可能となり、申請者本人が窓口に出向く必要がある。
◎建設業関係団体説明会で最新情報周知へ
国土交通省は建設キャリアアップシステムの普及・利用促進を強力に進めるため、今月21日に都内で建設業関係団体説明会を開く。関係団体を一堂に集める説明会は第2弾で、122団体が参加する予定。
5月から郵送申請、今月13日からインターネット申請の受付が始まり、15日には東京で申請窓口が開設されるなど、システムの運用開始に向けた準備が着実に進む中、今回は登録申請手順の説明やガイダンス動画の紹介など最新の状況を解説する。また国交省が検討を進める建設技能者の能力評価制度や専門工事業の施工能力等の見える化についても検討状況を説明する。
同様の説明会は今後、夏にかけて地方ブロック別にも開催する見通しだ。