〈こぼれ話〉 徹夜で作業した?
2016/03/30記者の目/論説
建設メール
国土交通省が4月から取り組むICT土工の全面的な実施に向け、新たに導入する15の基準と積算基準が30日にまとまった。通常は有識者からの提言を受けて1年程度をかけて基準類を作成するが、今回は提言をもらいながら15の基準を同時に作り、直すという大変な作業を行った。
28日の「i-Construction委員会」で小宮山宏委員長は「事務方の人は相当徹夜したのではないか」と発言。徳山日出男事務次官は「委員長から心配をいただいたが、多分そのとおりだと思う」と認め、「事務方も相当な荒業を行ったが、4月から建設現場を変える動きを始めるためだった」と説明した。事務方の苦労が建設現場の生産性向上という形で報われるといいのだが。