【国交省事務次官交代】 森氏「功績をさらに発展させる」/毛利氏「未来に大きな希望」
2018/07/31建設時事
建設メール
新旧の国土交通事務次官が7月31日に職員に対するあいさつを行った。森昌文・新事務次官は、毛利信二・前事務次官が残した多くの功績に触れながら「実直な仕事ぶりに助けられた職員もたくさんいるはず」とした上で「功績をしっかりと受け継ぎながら、さらに発展させていけるよう一丸となって努力したい」との考えを示した。また事務次官という重責を果たしていくに当たり、危機管理と2020年東京オリンピック・パラリンピック大会の2つを課題に挙げ、職員に対してチャレンジする気持ちを忘れずに、風通しの良い職場づくりを要請した。
毛利氏は、豪雨災害の対応に総力を挙げて取り組む職員へ敬意を表しながら「これまで整備された治水や砂防施設等がその効果を最大限発揮したことは疑いの余地がない。水防災意識社会の再構築に向けて改善すべきは改善し、ただ必要なものは整備に躊躇せず、堂々と取り組んでいただきたい」と激励した。
さらに「国交省への期待と信頼に応える皆さんの誠実な努力を目の当たりにし、この役所は世の中に欠かすことができない重要な官庁であると認識できた。そして未来に大きな希望を抱いて去ることができる」とし、後進に希望を託して「これからは一人の国民として国交省を厳しくかつ温かく見ていきたい」と別れの言葉を述べた。