【インフラ用ロボット】 災害対応では実用化へ
2016/03/31建設時事
建設メール
国土交通省と経済産業省が昨年10月から全国12カ所で現場検証を行った、70の次世代社会インフラ用ロボット技術の検証・評価結果がまとまった。2年目の現場検証となった今回は維持管理と災害の5分野全てで昨年度に比べて大幅な技術の向上がみられた。特に災害対応の災害調査技術と災害応急復旧技術の分野では多くの技術が「活用を推薦する」と評価された。必要な状況が生じた場合は2016年度から現場での実用化を図る。
また、維持管理分野のうち、ダムや河川で活用する水中維持管理用ロボット技術については16年度から試行的導入が進む見通しで、本格導入に向けて使用マニュアルなどを作成する。
橋梁およびトンネル維持管理用のロボット技術に関しては、試行的導入に向けた検証が推奨された段階であるため、16年度は課題の確認や検証方法を検討する。
国交省総合政策局公共事業企画調整課では「ロボット技術は直轄の事業だけでなく、地方自治体での活用も期待されている。試行的に導入する自治体が出てきてほしい」と期待を寄せている。
詳細は専用ポータルサイトを参照(http://www.c-robotech.info/)。